9/16 the pillows 20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 06 “LOSTMAN GO TO BUDOKAN” @日本武道館

一言だけでも書こうと思っても、なんて言葉にしたらいいか・・・武道館という大きいところでも、歌はしっかり心に届いたよ。



(追記しました。長くなってしまったので、ライブの感想と日記で分けました)





Life is beautiful 僕のルーレット 回り続けてる”


アリーナの端から見たステージは、ステージ前に下ろされた幕の裏側が見えた。
開演時間をほんの少し過ぎて、客電が落とされる。
再び、明るくなり、メンバーは自分の位置についた。
さわおは幕の前で、客席に向かって指差して、マイクスタンドの前に立った。
いつもよくやるその姿を見て、なんだかちょっとホッとして笑みがこぼれてしまった。
もっとガチガチに緊張してるんじゃないかと思ってたから。
しんちゃんがヘッドホンをつけたのを見て、思わず友人の肩をバシバシと叩いてしまった。
幕に、ロゴの3本の剣が交差するCGが映し出され、特効とともに幕が落とされた。


1曲目は「Thank you, my twilight」


ピロウズにハマるきっかけになったライブで、この曲のメロディのせつなさに心を掴まれた。
その時のことを思い出して、胸がきゅーっとする。
“奇跡は起こらなくても充分だぜ 今日が最後の日でも Thank you, my twilight”


「No Surrender」で、メロディに乗せずに「また会おう」と歌い、
さわおの歌はいつも以上にはっきりと聴こえた。
「1989」はもう堪らなかった。


「僕らは音楽の才能があるから、君たちがCDを買うのは当たり前で、ライブにくるのは当たり前で、感謝なんてしていない・・・と言いたいところだけど、感謝してない訳ないだろ!ありがとう」
「僕の中には小さな宇宙があって、それは今も少しずつ広がり続けている。その中に時折、光が差し込むことがある。それが君たちだった」
さわおが感謝の言葉を述べて、演奏された「ストレンジカメレオン」。
この日の「この世の果てまで」のタイトルコールは、「連れてってやる」ではなくて、「連れてってくれ」だった。


映像と音のズレが気になって、映像はたまにしか見なかった。
ステージを見つめていると、本当は距離がある筈のステージが目の前に感じた、不思議な感覚。
ふと途中で、自分の視界に見えるステージは、後ろの映像以外は特に変わったものもなく、アンプが置いてあって、自分たちのロックを鳴らす姿があって。
20周年にして武道館に立った、特別なライブ。
だけど、ピロウズらしいな、と思った。


良いライブは今までもあった、これからもあると思う。
でも、グッとくることはいっぱいあるけど、涙がこぼれるようなライブは滅多にないから。
忘れないと思う、この日は。

9/16 the pillows日本武道館 セットリスト

 1.Thank you, my twilight
 2.MY FOOT
 3.No Surrender
 4.アナザーモーニング

 5.Wake up! dodo
 6.プロポーズ
 7.スケアクロウ
 8.New Animal

 9.90'S MY LIFE
10.僕はかけら
11.ONE LIFE

12.1989
13.サリバンになりたい

14.Ladybird girl
15.Funny Bunny
16.I know you

17.ストレンジカメレオン
18.サードアイ

19.この世の果てまで
20.その未来は今
21.雨上がりに見た幻
22.ハイブリッド レインボウ

(EN1)
23.Please Mr.Lostman
24.Swanky Street

(EN2)
25.Calvero
26.Ride on shooting star
27.LITTLE BUSTERS

(EN3)
28.Poison Rock'n'roll





http://natalie.mu/news/show/id/21358


http://news.livedoor.com/article/detail/4353240/





ピロウズ916武道館、当日は絶対、仕事なんて手につかないに決まってるので休みにしていたけど、すでに前日からソワソワして仕事が手につかなかった(笑)。
夜中に雨音が聞こえて「雨降ってるんだ、でも明日は大丈夫」とぼんやりと思いながら、いつの間にか眠ってしまった。


目が覚めたら、眩しいくらいの快晴!
でも、まさかこの快晴に苦しめられるとは思わなかったよ。


15:00、九段下駅到着。
のん気にお堀の写真なんか撮りつつ、武道館の外門をくぐる。
と、そこにはすでに物販の大行列が・・・。
武道館の前に設営されたテントから伸びた列は、内門の塀に沿って続き、さらに4重に折れ曲がっていた。
一瞬引いてしまったけど、列の最後尾に並ぶと、あっという間に列は外門を越えて、最後尾が見えなくなってしまった・・・。
16:00から販売と分かっていて並びにきたから、待つ覚悟はあったけど、日陰のないところで猛烈に暑い!
頭にタオルをかぶってなんとかしのいで、16:00になり「はぁ〜」と思ったものの、ここからが長かった。
牛歩でしか進まない(苦笑)。
あともうちょっとで物販テントに・・・というところで、列の外でずっと待たせてしまってる友人や、会場に向かってる友人から「やっぱりタオル買って」「袋とストラップも」とメールがきて、パニくる。
持ってるお金、足りなかったらどうしようかと思ったよ。
今回の武道館、ピーズ友が誘いに乗ってくれたんだけど、どうやら待ってる間に、周りがみんなピロTにタオルに・・・という状況に流されたらしい(笑)。
いやー申し訳ないね、でもまた機会があったら誘いに乗ってね。


やっと買い終わったら、もう17:15。
予定としては、16:30くらいには買い終わって、そのあとお茶して、と思ってたのに。
そのつもりで昼ごはん食べてきてなかったよ、あーあ。
しかたがないので、売店でお高いオニギリを買って、しゃべりながら食べてたら18:00前!
なんかまったく落ち着く暇もなく、18:00開場。


アリーナスタンディングは、A1ブロックから呼ばれていったんだけど、この呼び出しがまた遅いー。
A1だからすぐに入れると思ってたのに、こんなに時間かかってて、B3ブロックが入る頃には開演しちゃうんじゃないの?と思ったよ。
で、やっと順番きたーと思ったら、500番台だったからブロック内で最後のほうの番号だとは分かってたけど、「A1ブロックのかたは全員ご入場いただけまーす」って、本当に最後だったのかも(笑)。
階段を下りた、左通路を進んだところにクローク受付があって、預けるのはどこー?と思ったら、アリーナに入った右手だったよ。
ビニール袋抱えて、アリーナへ(笑)。
「終演後は外で受け取り」と言われて、終わって出た時に、ホントに外に棚に並べられてて、荷物がさらしものになってて笑った。
でも、受け取りも全然混雑しなくて、唯一、クロークだけはスムーズだった。


A1ブロックに向かうと、真ん中寄りの柵に人がごっそり固まってる光景に、引いてしまい、端のほうへ。
下から見上げると、まだまだ1階も2階もスタンド席はガラガラで、平日だから仕事終わりで来る人もいたんだろうけど、物販の大行列に並んでた人もいっぱいいたからなんだろうな(苦笑)。
スタンド席の友人を見つけて、手を振ったり。
正確には一緒に居た友人が見つけて、「あそこに居るよ」って言われないと遠くて分からなかったけど。
言われなくても分かったのは、コレクターズの加藤さんくらいかな(笑)。
柄のシャツにあの髪型は、どんなに遠くても見分けがつくよ(笑)。


ライブ、本編、すごく短く感じたな。
「ハイブリ」の終わりで、さわおがジャンプしたのを見て、もう終わり?!って。
曲数はいつものワンマンと変わらなかったのにね。
いつもはMCが長いからか(笑)。
考えて用意してきた、よそゆきのMCのさわおに対して、しんちゃんはいつもの調子だった(笑)。
さわおが「1曲目から泣いてしまって歌えなかったらどうしよう。そんなの音楽としたら、ふざけんなってなるじゃないか」って、さんざん心配してたけど、しっかり音楽だった。
アンコールはいつも通り楽しかった。


終わったあとは、翌日仕事の人もムリヤリ?引きずり込み、乾杯。
調子に乗って3杯飲んだら、電車で頭がグルグルしてきたけど、なんとか到着。
駅からチャリで帰ろうとしたら、足がガクガクでビックリした!
思い返したら、何時間も立ちっぱなしだった。
怒涛の一日だったな・・・終わってしまったね、盛大な誕生会。