12/14 大木兄弟40周年記念ライブ@下北沢CLUB Que

mitu_ito2005-12-14

大木兄弟誕生日おめでとうございます。昨年はトモフワンマンだったのですが、この時に初めてワンマンを見て良かったので、今年も!と思っていたら、今年は兄弟一緒にお祝いですよ。なんとも楽しいお誕生日会でした。最後はアビさんとしんちゃんの計らいに、笑いすぎて顔が痛くなりましたよ(笑)。

TOMOVSKY

ステージに出てくるなり、「40歳!四十肩!」とか言って、40歳を迎えても相変わらずテンション高ぇ。「たまたま誕生日が一緒のはる」とは、「実は異母兄弟」だとか(笑)。新曲を持ってきた、と「ハピバスディ兄弟40歳」って、まぁ「歌う39歳」、最近は「さよなら30代」なんですけど。全然新曲じゃないじゃん(笑)。ギターをチューニングしている間に、サードクラス袴田くんに告知を喋らせておきながら、まるでその流れを無視して、次の曲の説明を始めようとしてるのには笑った。自らツッコんでましたが(笑)。
そして、カステラ時代のクリスマスの歌は昨年も演っていたのですが、カステラの頃より3つくらいキーが低いと言っていて、「あの頃は高い声で歌ったら他のバンドより目立つんじゃないかと思ったら、違うほうに目立っちゃった。トモくんかわいい!みたいな」。今もかわいいと声がかかったら、「今はシワくちゃだけど、その時は本当にかわいかったからな。世界中の女が股を差し出したんだ。起きると目の前に股が。股、目はさめた!」って、それはピーズの「まだ目は醒めた」にかけてるのか(笑)。
というかんじで、前半はなんかトバしすぎというか、テンぱってるかんじだったのですが、後半の「カンチガイの海」は凄く良かった。サードクラスの演奏とも息が合ってたし、あとギター弾きながら口笛を吹くのって難しそうなのに、さりげなく演っていて。あぁ、この人、凄いなぁ・・・とステージに惹きつけられてしまった。

The ピーズ

弟から兄へバトンタッチでピーズ。はるくんトバしてたなー。てっきり、ゆるゆるだろうと思ってたのに。客の9割方が女子だったので、フロアはゆるめだったけども。「焼めし」から「底なし」のイントロに入るアビさんのギターが絶妙のタイミングで、思わず大はしゃぎしちゃったよ!この日は珍しく、はるくん側に居たので、アビさんあんまり見えないかも、と思ってたのに、アビさんがニコニコ顔ではるくんを見ながら弾いてたりして、対角上に居た自分からはバッチリ見えましたよ。わーい。はるくんが「中年になりました」と言っていたら、途中でアビさんが、ベースのモニターを上げてもらえるようにスタッフにお願いする時に、「中年のベース」と言っていて笑ってしまった。あと、客に「オデコちゃーん」と呼ばれて、キレるはるくん。リキッドで自分で言ったんじゃないか、オデコちゃんて(笑)。そのくらいですかね、MC少なめでしたよ。
そして、「クリスマス」の曲終わりにトモくんがしんちゃんのところへ。「トモが持ってきた」と、しんちゃんがクラッカーを鳴らしたのですが、あまり盛り上がらず。アンコールではるくんが「トモがいじけてる」と言っていたのに、「シニタイヤツハシネ」で程良いまったり具合に、気分良く聴いていたら、〝ハッピーバースデートゥユー 歳を取れ〟のところで、しっかりステージに乱入。どこがいじけてるんだよ、どこが!しかも、手にはストローの刺さった紙パックの酒が(笑)。
そんなかんじで、トモとピーズ、ちょうど1時間づつ演ったのですが、ピーズはなんだかあっという間で、えーもう終わりなのーと思ってしまった。ここ最近はワンマンばかりみていたからというのもあるけど、それだけではなく。いつもとどこが違うのかと言ったら、結局いつも通りなんですけど。だけど、この日のライブは見ていて、やっぱりピーズいいなーとしみじみ思いましたよ。


そして2回目のアンコールは、はるくんとトモくんがボーカルで、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」。ギターアビさん、ドラムしんちゃん、ベースもりくん、鍵盤がサード大塚ヤヨイちゃん、タンバリンにサードはかまだくん。この曲は40年前の12月に出た曲で、兄から弟にマスターしておくように指令が出たそうなのですが、2人ともカンペ持参だし。そして、また「異母兄弟」とか言ってる弟に「俺らは帝王切開で生まれたんじゃないの?」と兄(ちょっと悲しそう)。「そうだった!異父兄弟だー」って、もうどっちでもいいよ(笑)。そんな弟はすでに顔が赤くなってヨッパライだし、兄は手ぶらで歌うのが照れくさそうだし、という。ほのぼのとした雰囲気・・・と言えるのか?この状況は。ま、いいや(笑)。


これで終わりかと思いきや、ステージにテーブルと椅子が用意され、怪しげな曲とともに登場したのは、メキシコ人の格好のアビさんと、もはや何のキャラかも分からないヒゲもじゃのしんちゃん(笑)。そして、大木兄弟を連れてきて座らせる。2人とも聞かされていなかったようで、「こんなのがあるんだったら、あんなに熱くライブやるんじゃなかった」とはるくん。アビさん扮する「ホセ」が、誰だよ!っていうテンションで。ライブ中から、今日はなんかアビさんテンション高いなーと思ってたんだけど、コレが控えてたからか(笑)。兄弟にシャンパンを注ぎ、ビーフシチューはなんとアビさん作だったらしい。10日間煮込んだってのは大げさだけど、しんちゃんいわく、本当は土曜日からだとか。わー、それでもちゃんと作ってるんじゃん。「こんなに肉大きいよー」と嬉しそうにスプーンの乗せて見せるはるくん。「いやー、本当に美味しいよ。げっふーん」ゲップするなよ、きたないなー。このお酒炭酸入ってるよー、アップルジュースかと思った「アッポォォォー」とか叫ぶ兄弟。もうワケわからん(笑)。食事のBGMに、アビさんがアコギを弾きながら歌い、しんちゃんはマラカス担当(ノリノリ)。さすがにライブのあとはキツイ、と途中でアビさん息切れ(笑)。
兄弟だけステージに残されたのですが、トモくんが、ピーズは1度活動停止したけど、また始めてくれて嬉しい。まぁ、はるは辞めないと思ってたけど、みたいなことを言ってて、「ピーズが頑張ってたら、俺は頑張らなくて良くて、ピーズが休んでる時は頑張ればいいから」とか、指紋とほくろ以外はDNAは一緒だから「はるにおかされた女は、俺におかされたも同然」とか。トモくん、だいぶ酔っぱらってますか?(笑)。タレ目がますますタレ目に。そして、その向かいでせっせとビーフシチューを喰らうはるくん。えーとこれはどうやって終わるんだろ、と思ったら、ほうきとチリトリを持ったアビさんが。「もっと2人が困ると思ったのに、ノリノリじゃねーか」と(笑)。なんか持ってる雰囲気とかは全然違うのに、テンションというか波長が同じなのな、2人一緒にいると。見ていてちょっと不思議なかんじがしましたよ。そうそう、大木家は8人家族だったんだよーって楽しそうに言う2人を見て、良い環境の中で育てられてきたんだろうなぁと思ったり。どうせ、お父さん、お母さんには聞こえないけど、と言いつつも「ここまで丈夫に生きてこれました」とはるくん真面目に挨拶を。そして、最後は1本締め。結婚式みたいだ、とはるくん(笑)。ステージをおりる時に、双子が手を繋いでバンザイ。40歳の誕生会とは思えない、とても微笑ましい光景でした。
トモくんいわく、次は50歳の時に一緒にやるらしい。その時、客は40代とも言ってたよ。うるせーよ、ほっとけ(笑)。とにかく、これから先も良い曲聴かせてください。長生きしろよ!

TOMOVSKY

  • ハピバスディ兄弟40歳
  • GO! GO! GO!
  • ひとりに戻るんだ
  • クリスマス(カステラ)
  • 巨大なダムの蟻んこの穴
  • うしろむきでOK!
  • スポンジマン
  • トロール
  • 乗れ!
  • カンチガイの海
  • ワルクナイヨワクナイ


The ピーズ

  • 生きのばし
  • リサイクリン
  • ゴーラン
  • 焼めし
  • 底なし
  • バースデー
  • とどめをハデにくれ
  • 東の窓
  • 体にやさしいパンク
  • 全速力で遠回し
  • クリスマス
  • ノロマが走っていく
  • 耳鳴り

(EN1)

  • シニタイヤツハシネ

(EN2)