11/11 The ピーズ presents 晩秋シリーズ06@HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3

トモフはわりとハイテンションなライブばかり見ていたので、あんなに恥かしがっているトモフは意外だった。そのあとはるくんが、さっきまで同じ顔したヤツが演っていて自分が誰だか分からない!と言っていた。やっぱりそういうものなのか。双子の神秘!ゆるめの楽しげなライブだったけど、それに反して久々に押しが凄かったー。ちょっと甘くみていたよ・・・大木兄弟効果おそるべし。そんなわけで、ライブ終了直後なんて今さっき見たライブの記憶がトビ気味だったので、思い出して書いてはみたけど、MCの内容などはたしかこんなこと言ってたな、というかんじで間違ってるかもしれませんよ。あ、これはいつもそうですけど(だって録音とか面倒くさい・・・)。ご了承ください。


さいたま新都心、HEAVEN'S ROCKに名前が変わってからは初めて来たかな。なんで名前が変わったんでしょうかね。以前、ピーズとフラカンの対バンで行った時に音悪ぅーと思って、昨年のトモフとピロウズの対バンで、ピロウズの時に音が良く聞こえる場所を探してたら、後方上手ドリンクカウンターの前に辿り着いたという、ちょっとおかしなハコ。四角いハコだったら、ど真ん中が良さそうなものなのにねぇ。そう思って、トモフのライブを真ん中らへんで見ていて、「脳」とかで自分の周りのバスターさんも盛り上がっていたら、トモフ「ピロウズのファンはノリがいい!」って、えー私は違っ!・・・まぁ、この日のピロウズのライブが良くてピロウズにハマッたワケだから、あながち間違いでは無いけどさ・・・。という思い出が(笑)。今回は番号が早かったので前に行ってしまいましたよ。ピーズはいつも見てるけど、トモフのライブはたまにしか足を運ばないし、前で見ることもあまりないので、せっかくだから目の前で拝んでやるぜ!な勢いで真ん前をキープ。


最初はスキャナーズ。スーツ着用で、ギターがカールコードでアンプ直結という、ミッシェル風味な3ピーズバンド。なんかボーカルの歌があんまり聴こえなかったなぁ。これ、前回の晩秋シリーズで見た時も思った記憶があります。ピーズタオルを広げてみせるベースボーカルのひと「あげないよー、あとでそこで売ってると思うけど」その隣でビートルズのタオルを広げるギターのひと「ジョンレノンミュージアムで売ってます。ってさいたまの宣伝じゃないんだけど(笑)」そういや前回も埼玉方面のハコに出てたけど、大宮のバンドらしい。最後に演ってた曲で「グッジョブ!スキャナーズ」て言ってて、思わず笑ってしまった。自分らで言うか!という(笑)。


TOMOVSKYスキャナーズが終わって転換中はステージ前に暗幕が引かれ、ほどなくしてフロアの照明が落ち、幕が開いた途端に後ろから衝撃が。えー、トモフのライブで押されるなんて!とビックリして振り返っちゃったよ。すると「押すような俺じゃない!」とトモフ(笑)。トモフのライブはゆるゆると楽しむかんじだからなぁ。フロアがもうちょっと盛り上がってもいいんじゃないの?と思う時もあるけど。
「歌いまくる40歳」ショートバージョンでは無く、ノーマルバージョンでスタート。これを歌えるのもあと1ヶ月!と言ってた(笑)。「歌う40歳」だと言葉数が足りなくてメロディに乗せづらいから「歌いまくる」にしてるようだけど、41歳になったら「歌う」に戻るのかな。この時だったかな、演奏始まったらトモフが驚いたようにして「ドラムから入るんだっけ?」と言って、出だしをやり直したのは。バックのサードクラス、特にドラムのクメムラさんがきょとんとした顔をしていた。私も何が違うんだろうと思ったけど、やり直したらカウントが入ってトモフが「せーの!」→ドラムという流れだったから、トモフはこう始まるつもりで居たのかも。
MCではやたらと「恥かしい」を連発していたトモフ。はかまだくんのアンプのほうに行ってちっちゃくなってみたり、マイクスタンドに絡み付いて隠れてみたり。つか、それ全然隠れられてませんから(笑)。「どうしたんだ、昨日の三茶と全然違うぞ。でも毎日同じだったら、生きてる意味が無いからな」というトモフにフロアから暖かい?拍手が。「励まされてるぞ」とトモフ(笑)。ステージが高いから落ち着かないんだと、下に降りようと覗き込むが「ダメだ、前はロッカー的に荷物が(笑)」と断念。
照明の赤をもらって「俺もみんな明るいと落ち着かないだろう、おーコレだコレ」と言いながら、「カンチガイの海」へ。途中のはかまだくんとトモフのギターが掛け合いっぽくなっていて、それが絶妙な間があって良い。
「脳」ではテンションを上げようと頑張るトモフ。「沈まないぞ!これが密度というものか」とフロアに飛び込もうとしてみたり。「GO!GO!GO!」の口笛をマイクスタンドをフロアに向けて客にやらせようとしてみたり。かすかにしか聴こえてこない口笛に「でもマイクが入ってないと聴こえないよな」と言ってたけど、難しくて口笛が上手く吹けないんだよー(笑)。
ラストの「スポンジマン」ではいつも通り、1番が終わったあとの「シュッ!」と言うのを聞き逃すなと説明。「一緒に言っちゃダメだぞ、それは微妙だからな」たしかに、みんなが「シュッ!」とか言ってるのを想像するとちょっとコワイ(笑)。
なんだかあっという間に終わってしまったなー。「天国は天国じゃなさそう」が聴けて良かったけど。そういやトモフ、この日は頭痛だったみたいで「吹き飛んだ」と最後に言ってたなー。あと「このあと兄が出てくるから。でも前に、兄をヨロシクって言ったら、そんな風に言われるおぼえはない、みたいなことを言われた(笑)」と言っていたトモフなのでした。

TOMOVSKY セットリスト

 1.歌いまくる40歳
 2.ほめてよ

 3.天才ワルツ

 4.天国は天国じゃなさそう
 5.カンチガイの海

 6.脳
 7.GO!GO!GO!
 8.ワルクナイヨワクナイ

 9.スポンジマン


The ピーズ。暗幕が開く前から、はるくんの一体何語ですか?な喚き声が。いや、発声練習と言えって(笑)。「植物きどりか」「リサイクリン」とシブめなスタート。しかしMCではおかしな様子のはるくん。この日はトモフもおかしかったけど、はるくんもヘンだったなぁ。はるくんはだんだん後半はいつものかんじに戻ったような気がするけど。やっぱり兄弟続けてライブって演りづらいのか。「アビさんは横浜から来る途中でションベンしててリハ遅刻しました」とはるくん。遅刻したせいで、今日のアビさんは優しげなんだそうだ(笑)。そして、アビさんの犬の話へ。はるくんが「オスなの?メスなの?」って聞いたら、「女の子だよ」と答えたアビさんの口ぶりを真似して言うはるくん。女の〝子〝ですか、もう我が子のような可愛がりようだ。そして、さいたまと言えば、前回「北与野からきたよのー」と言ってたのですが、今回も「埼京線で来ました」「ハコの人が言えって言うから」などと言いつつ、言ってました(笑)。あ、「北与野からきたのよー」って言ってたかな。まぁ、どっちでもいいや(笑)。「音がデッドだ(死んでる)ね、くだらないMCがさらにくだらなく聞こえる」とはるくん(笑)。でもほんとに前に居ると、音がうわーんって響いてこないんだよなー、ココ。「生きのばし」「実験4号」と続いて、「体にやさしいパンク」で最初の波が。うへぇ、柵に当たってる胃が飛び出そうだよー。
そして、新曲チャレンジコーナー。「リスキー」ともう1曲さらに新しい曲を用意してきた、とはるくん。「創り途中だけど、さいたまだからいいかと思って」うわー、ひどい言い草だー。「犬と月とそりと冬と」あとなんて言ってたかな、クリスマスというワケじゃないけど冬を意識したような曲で、可愛らしいかんじで良かった!メロディとか歌詞は、相変わらずカンペを見ながら歌ってるのであんまりよく聴こえなかったけど、ベースラインが「あ、はるくんだな〜」ってかんじで、おっ!と思ったよ。本人は終わって「まぁまぁな出来」って言ってたけど(笑)。これから形になっていくのが楽しみな曲でしたよ。カンペを見ながら歌ってるはるくんに「前から言ってるけど、それは逃げじゃないんだ。前のめりなんだ」とアビさん。前にも言ってたよね、倒れるときは前のめりって言うしなとか。「適当な英語みたいので誤魔化してもいいんだけどさー、そうしたくないじゃん、エイちゃんみたいに」と言うはるくんにアビさん「はるはココ半年くらいエイちゃんを冒涜してる」と(笑)。「ひたちなかで酷いライブをしたからさ。俺はあの日以来、禁酒を始めて3ヶ月くらいになるけど、かえって体調は悪くなるし、もう飲む!いつか飲んでやる!あ、アビさんの犬を見たのもこの時じゃないか。黒いチワワ。横浜からアビさんを追って茨城まで」と犬が走ってくる手振りつきで話すはるくん。ほんとにチワワが車を追って走ってきたらコワイです。はる「そういや新曲、ここ3曲くらい犬が出てきてるんだけど、なんでだろうなぁ〜」、アビ「そうか、そんなにウチの犬が可愛いのか」うん、もうアビさんが自分ちの犬が可愛いのは分かったよー(笑)。
「ココでヌルッとした曲を演ってから、後半に行きます」と始まったのは「電車でおでかけ」。イントロの間の取り方とか、コーラスとか、力の抜け具合が心地良い。「焼めし」で後ろの女子のノリのテンションに一瞬目が点になりつつ、「やったなんて」へ。次回のライブ告知「どっかでやるから来てください」と言って、アビさんに「日曜日。紅布」と言われて、はるくんは弾き語りで出るイベントと合わせて「じゃあ紅布2回続けて出るのか」と。弾き語りは前座らしく、「愛と平和を」と冗談まじりに言ったあと、はる「・・・そういうの分かんないけど。いや戦争は良くないと思うよ。でも話すのはムリだし、俺は歌うたうだけで。そのうちっ、エラくなったら話す方向で」、アビ「なーにが憲法9条だ(笑)」、はる「憲法1条〜、2条〜、3条〜。19周年のうたも大変だったけど」。え、あの「1、2、3、4、19周年だよー」みたいな調子で憲法に替え歌するワケじゃなかろうね?(笑)。
「バーゲン」ではイントロでアビさんが間違えるという出来事が。「俺をダマシタなぁ〜〜〜」とはるくん(笑)。アビさん珍しいね、新曲ならまだしも。今日は遅刻したのが原因か?(笑)。「ノロマが走っていく」が終わって、まさかこれが本編ラストの曲だと思わなかったから、しんちゃんが立ち上がって、アビさんはるくんが楽器を置いた時はなんだかビックリしちゃった。「え、今ので終わりなの?」って、なんだか唐突に終わったかんじ。
アンコールでは「小さな木の実」を。途中でコートを着たトモフが出てきて、ああ寒い寒い、てな具合で手を息でハァーと暖める真似をして、戻っていった(笑)。「北風小僧みたいにって言ったのに、あれじゃただのジジィじゃねぇか!」とはるくん。ジジィて!思わず爆笑。「肉のうた」で盛り上がり終了。2回目のアンコールは無いだろうなーと思いつつ手拍子してると、アビさんが出てきて「最後にはるが〝サイナラ〟って言ったんだけどよ、アレ曲名だったんだってよ」、はる「演るなら演るで、演らないなら演らないでいいかなーって」、アビ「俺のギター次第だったんだろ。でもこれで演らないと横浜に帰るまでにずっっっと言われるからよ!」、真っ先にアビさんがギター下ろしてたもんなー。私もはるくんの言ったのは曲名だとは思わなかったけど。ということで、最後は「サイナラ」ではなく「とどめをハデにくれ」(笑)。もうほんとにキツくて、ステージ下の壁を足で蹴って支えてたよー。ぐえぇ。
ライブ自体はゆるめ、ややグダグダかなというかんじだったんだけど、仲間内の対バンシリーズなワケだしたまにはいいかな、楽しかったし。ゆるめならゆるめでフロアもゆるい方向でお願いしたいところ。長野もトモフと対バンだけどどうなるやら。

The ピーズ セットリスト

 1.植物きどりか
 2.リサイクリン

 3.生きのばし
 4.実験4号
 5.体にやさしいパンク

 6.リスキー
 7.新曲(犬ぞりのうた?)

 8.電車でおでかけ
 9.焼めし
10.やったなんて

11.バーゲン
12.ノロマが走っていく

(EN1)
13.小さな木の実
14.肉のうた

(EN2)
15.とどめをハデにくれ