4/19 the pillows@O-East
ピロウズらしくない。と言っていた、追加公演のO-East。
「この中でZeppが売り切れたから今日あって来れたヤツ」
というさわおの問いにフロアから多数の手が上がる。
「そうか。じゃあやってよかった」
そう、良かったよ、今回のツアー、1本も見れないかと思った。アルバム「MY FOOT」の曲を全部聴くことが出来て良かったよ。1度はライブで聴いておきたかったので。
1曲目の「MARCH OF THE GOD」の格好良さに、すでにここで感無量状態。もう気分は終盤を迎えるあたりである(笑)。一瞬のタメと、再び演奏に入る絶妙なタイミング。やっぱりしんちゃんさすがだなぁー!と思わずにいられなかった。
そして劇的に良かった「さよならユニバース」。イントロのPeeちゃんのギターの綺麗だったこと。それまでギザギザとした感触の音を鳴らしていたのと同じギターとは思えない、美しさ。空気を震わせて伝わるというよりも、水面に広がる波紋のようにやってきた。もし深海で聴くことが出来たら、こんなかんじだろうと思った。雑音の無い音。切なくて、どこか懐かしいメロディに、どうしようもなくなる。
しかし、次の「ONE LIFE」で歌詞がグダグダになってしまって、途中で歌えなくなるさわお。
「記憶喪失の人を目撃した?・・・ごまかそうと思ったけどごまかせなかった・・・本当に反省してます・・・」
ははは。目撃したよ、しっかり。
アンコールでの、フロント3人が楽器を掲げたまま演奏する「Calvero」。フロア後方の階段からステージを見ていた自分からは、その様子はまるでおもちゃの兵隊みたいだった(笑)。
ふたたびPeeちゃんのギターに心を掴まれた「Swanky Street」。
そして最後は「ハイブリッド レインボウ」。のんびり眺めていると、ギターをかき鳴らしながら、ステージを動き回るさわおの姿。
「今年で17年目に突入しました」
とMCで言っていたが、18年、19年、20年と迎えることが想像つく。それでも何年経っても、
〝限界なんてこんなもんじゃない〟
と歌うのだろう。
いい夜でしたよ。
- MARCH OF THE GOD
- ROCK'N'ROLL SINNERS
- ノンフィクション
- Degeneration
- カーニバル
- Walkin' On The Spiral
- 空中レジスター
- Mighty lovers
- プロポーズ
- My Beautiful Sun(Irene)
- I know you
- My girl
- Funny Bunny
- さよならユニバース
- ONE LIFE
- MY FOOT
- サードアイ
- その未来は今
- Gazelle city
(EN1)
- Calvero
- ターミナル・ヘヴンズ・ロック
- Swanky Street
(EN2)
- ハイブリッド レインボウ