フラワーカンパニーズ 「世田谷夜明け前」

朝、仕事に行くために5時前に家を出るのですが、真冬だと真っ暗でまさに夜明け前。ということで、この冬は「世田谷夜明け前」をMDウォークマンに突っ込んで、誰も歩いていないのをいいことに「深夜高速」を熱唱。朝っぱらから〝生きてて良かった〜〟と歌いながら、チャリで疾走。たまに新聞屋さんとすれ違うと恥ずかしい。
全体的に聴きやすいアルバム。そのかわり独特のクセのある感じは薄い。だからといって、泥臭くないというワケでもない。太陽が昇る前の、夜明け前に聴くにはちょうど良いトーンなのです。
「永遠の田舎者」、「青い春」、「世田谷午前3時6分」が特に好き。「いろはにほの字」の〝犬のおしりを見ながら死にたい〟というフレーズから始まるのには、最初聴いた時、思わず笑ってしまいました。フラワーカンパニーズは、泥まみれでのた打ち回っているところが格好良いとおもうのですが、鈴木圭介の少しすっとぼけたところも好きです。

世田谷夜明け前

世田谷夜明け前