3/14 Radio Caroline、エレファントカシマシ、ハンサム兄弟@CLUB Que

1日置いてまたライブ。今年に入って月1本ペースだったので、エエー、もうライブ?と思ったけど、行って正解。濃かったなー。
トップはハンサム兄弟。初見だったのだけど、なかなか良いのではないかと。ボーカルの人が「怖くないよー」とアピールしていて、思わず笑ってしまったけど、見た目とは違って意外にメロディラインがメロディアスだったり。ハードな音だけど、日本的なところもあり、ジャズテイストな曲もあり、演奏も上手かったし。ただ、コールアンドレスポンスがあまり好きではないので。曲中の割合としては、そんなに大げさなものではなかったのだけど、3曲くらい続いてもういいやと思ってしまった。
そして、エレファントカシマシ。1月からQueでシークレットライブをやって、今回で3回目とのこと。エレカシのライブはイベントの大きい会場でしか観たことがないので、ライブハウスで観るのは初めて。最初は宮本抜きでインスト。新曲を4曲くらいやっていたと思う。宮本は穏やかで、下北の古本屋の話をしたり、新曲を演る前に、歌詞がなかなか出来なくてアルバムの前に歌詞が出来て嬉しいと言っていたり、「僕もギターを弾こう」と言って始まった「悲しみの果て」。やっぱり宮本の歌声の力は凄い。そして、あの歌に合わせて演奏しているのは本当に凄いと思う。目の前にいたベースの成ちゃんを呆然と見てしまった。エレカシはQueのスカスカな音響でも安定した音と、緊張感を放っていた。その緊張感は決してピリピリとしたものではなく、もっとゆるやかで心地良い緊張感。しかし途中で近くにいた女性が宮本が動くたびに、それを見ようとしてやたら動くものだから、だんだん圧迫されて無理な体勢のまま身動きが取れなくなって、気分が悪くなってしまった。圧迫されるといっても、そんなぎゅうぎゅうに押されるライブだったワケじゃないので、ちょうど満員電車で足の位置と体が違うところになったような感じで。しばらくうつむいていて顔を上げたら、ちょうど宮本がこちらに顔を向けて歌っていて、あまりの近さにギョッとする。そらそうだ、狭いライブハウスなんだから。結局その場を離れて、奥の一番端に移動。すぐに気分も回復したし、そこからでもステージが見えたので良かったのだけど。またライブを見る機会があったら、もっと自分のスペースが取れるところでじっくり聴きたいと思った。それにしても、宮本はなんというか綺麗という感じだったなぁ。顔なんかつるんとしててさー。なんだろう、この人若返ってんのか?と思ってしまった。
トリはレディオキャロライン。良いテンションで、3人とも良かったと思う。特にパッチ。自分がだんだんパッチボーカルにハマリつつあるというのもあるけど、ここ最近のパッチからは並々ならぬ気合いを感じるなぁ。真也くんのドラムも良かったし。日によってムラがあるから、ダメな時はホントに・・・。ウエノはというと・・・面白かった(笑)。途中で邪魔なのか、前髪を真ん中から両脇に分けて、顔面全開。顔デカ!みたいな。髪の毛、切れ切れー。マイクスタンドを真ん中に持ってきたクセに、横向いたままコーラスしてたり。なんかでも、ライブをやってて楽しいっていうのが伝わってきたな。今までは楽しそうにしてても、目が虚ろというか。ウザイ前髪の隙間から、あのちっさい目が光っていたのが、真ん中らへんにいた私からも見て分かったし。パッチの3分MCのあとの新曲が聴いてて少しダレてしまって、前半のテンション下がってきたかなーと思ったけど、なんとか最後まで乗り切る。本当に以前に比べたら、音のバランスが良くなってまとまってきたと思う。しかし考えれば、レディキャロを初めて観たのがちょうど2年前。2年か・・・。やっとここまできたな、という感じである。