12/26 The ピーズ@クラブチッタ川崎

もう感無量!ピーズ大好きだーっ。間違いなく今年のベストライブ!
先日の大阪ではクリスマスソングだったSEが、なんと「男はつらいよ」寅さんだよ、寅さんっ。それで登場してアビさん熱唱(笑)。あとではるくんが言ってたけど、(お客さんから)見えるって言っても、反応が見たくてステージ袖から覗き込んでたらしい。そうなんだ、気付かなかったよ。もうこの時点でガッツリ持ってかれましたよ(笑)。そしてセットリストは大阪と全く一緒だったのですが、頭っからガツーンときて。3人とも気合いが入ってて、すごくテンポ良くて。グルーブ感がすごく良くて、多少ズレてる時もあったけど物凄い勢いで焦点が合っていくの。ノリの良い曲は小気味良いし、ミディアムナンバーでは何度涙腺が緩んだことか。「ひとりくらいは」「引越し(仮)」「植物きどりか」「井戸掘り」・・・とうとう「日が暮れても彼女と歩いてた」ではこらえ切れなくなってしまった。むせ返る湿度と熱気が夏の夜のようで、曲の物語の中に放り込まれた感覚に陥って。はるくんのメロディは本当に秀逸なのだけど、ただ単にそれをなぞっているだけじゃなくて、鼓動と呼吸とともに吐き出されている歌声。“気が触れても彼女と歩いてた” まるでその情景が目に見えるようだった。感動しちゃったよ。実は感極まったのは以前春のワンマンツアーの長野で「グライダー」でもあるのだけど。外は雨が降りしきっていて、狭いライブハウスのステージなのに、真青な空が見えるようだった。その時はハッと我に返ったのだけど、今回は止まらなくなってしまって、そのまま「サイナラ」は泣き笑い。琴線に触れるとはこういうことなのか。
「チキチキバンバン」はアビさんの娘さんも家で歌ってるそうなのですが、「どう聴いてもゴーバンズのほうなんだよ」だって。懐かしいな、GO-BANG'S(←合ってる?)。あと大阪から帰る時、タクシーに乗ってタクシーチケットのサインに“The ピーズ 大木温之”って書いてたってアビさん言ってて。そっちのサインかよ!っていう(笑)。はるくんはクリスマスは川崎競馬場で過ごしたそうなのですが、友達とはぐれて「赤羽からお越しの大木温之さま〜」てアナウンスされたとか。つか、引越しのうたの前にも言ってたけど、赤羽から赤羽に引越したのか。なーんだ。そんなはるくんは、この日の有馬記念は寝坊してしまったそうです。大阪と同じくアビさんが「今日は薔薇の模様の赤いシャツを着てるんだけど」って言ったら、すかさずはるくん「高島屋!」とナイスツッコミ。
「しんちゃん音デカイねー、ヤケクソになってるんじゃないの」なんてはるくん言ってたけど、気合いは入ってるけど3人ともすごく楽しそうで。終盤のアビギターはハンパじゃないキレ具合で、アンコールの「グライダー」の前に叫んで、入魂のギターには圧巻。終わってギターを置いて目の前にきたアビさん、ダイブ!あっと思った瞬間、上にアビさんが。その時倒れてしまったのですが、助け起こしてくれた男の人、ありがとうございました!おかげで最後の「Yeah」は楽しく終われましたよ。
あー、本当に3人ともカッコよかったなー。「喰えそーもねー」でしんちゃんのドラムの前で、偶然アビさんとはるくんが背中合わせで弾いてた時の光景とか、目に焼きついている。5月の野音も非常に良いライブだったけど、この日のほうがよりライブバンドとしての本領を発揮していたと思う。「来年はやろう!」なんていうアビさんの嬉しい発言もありつつ、とりあえず来年東京は紅布でやるそうですよ。今年後半はあんまり都内でライブやってなくて、このワンマンも川崎だし、カウントダウンジャパンは幕張だし、やっと下北!と思ったらもう年明けちゃってるよ!てことで。とにかくずっとずっと続けてよね。大変だとは思うけど。目の前で音が聴けることは本当に幸せだから。
言葉にならんかもと言いつつ、やたら長ったらしくなってしまいましたが。この時の感覚は残るけど、やっぱり記憶は薄れていってしまうから。少しでもこの時のことを思い出せるように残しておきたい。忘れたくない最高な忘年会だった。今年もあと僅かだ。