11/5 The ピーズpresents 晩秋シリーズ06@F.A.D.YOKOHAMA

いつもと何か違うワケでもない、いつも通りのピーズ。でもライブを見てて、あーやっぱりピーズいいなぁと改めて思った。あの爆音の中に身を委ねているのが、心地良かった。そして今回は、ほかのことに気を取られず目の前のステージを楽しむことが出来た、ストレスの無いライブで楽しかったー。あ、JUNIORのライブでやたら隣に乱入してきたヨッパライがいたけども、まぁ特に被害も受けず。なんか話しかけられたりもしたけど、爆音で聞こえるハズもなく、うんうんと適当に返しておきました。ただ、自分が置いてたカバンの上に覆いかぶさるようにして、なかなか起きあがらなかった時は、オイオイ吐くなよーと思ってちょっと焦ったけど(笑)。


昨年はこの時季、男40記念ツアーだったので、晩秋シリーズは2年ぶり。F.A.Dに行くのも前回の晩秋シリーズ以来。中華街のそばでひときわ高いビルの1階にあるハコ。着いたら、スーツやワンピースに身を包んだ男女の人だかりが。どうやら隣のお店で結婚式の2次会かなにかあるらしく、近くでウロウロしていた私の後ろで「あーココ、ライブハウスなんだ」という声が・・・すんませんねぇ、そちらの雰囲気とは場違いな格好で(笑)。そんな人々もいつの間にかお店の中に消えていて、もう開場時間ですけど、という頃、やおらクロークを準備するハコのスタッフ。そして、じゃあどうぞー、と前に居た人から中へ。適当すぎる。中に入ると、ステージ前に柵が無く・・・前に来た時はあったと思ったんだけどな。これは真ん中は厳しいなーと、端のモニターの前に。荷物を置いてドリンクを交換しにいくと、物販にいんらんbabyTシャツの黒バージョンが・・・近寄ってみたらパーカーだったよ!思わず「パ、パーカーですか」と言ったら、「冬だから」とシュンペイ氏。そのまんまじゃないですか(笑)。


3ピースのシンプルなセットのステージで、最初はSKASH。元えび、アビさん不在時のピーズのギタリストだった小五郎さんのバンド。前回の晩秋シリーズぶり、お久しぶりです。SEが鳴る中、出てきてギターのチューニングをする小五郎さん。「ちょっと待って」・・・チューニング長いよ、小五郎さん(笑)。「久しぶりじゃねーか」と言うものの反応の薄いフロアに「そうか、そういう態度に出るワケ」とギターを弾き始める。「ピーズはなんだって弾けるぜー」と、「底なし」と「実験4号」のイントロ。さらにあとにも「ふぬけた」のイントロも弾いてた。「今のはね、ふぬけた」と小五郎さん。言わなくても分かるよー。ってイントロクイズ並みのギターだけで分かってしまうあたり、どれだけ染み付いてるんだってかんじですな。「あとで本物のピーズが聴けるから・・・俺も本物だ」知ってるよ!(笑)。なんか小五郎さんのしゃべりって、ひねくれてるなー(笑)。SKASHはガレージサウンドでわりと好きなかんじなんだけど、うーん何か足りないような。あとでお知り合いさんが「隙が足りない」と言ってて、あーそうかもと思った。音の隙間がもうちょっと欲しいかも。でも前回見た時よりは良かったんだけど。曲順表をちらっと見たら「メロンパン」という曲があって、歌詞にも「メロンパン」って出てきてたんだけど、一体どういう歌詞なんだろう。気になる、「メロンパン」。3月にまた対バンするようなことを言ってたような。10曲演って終了。


次はJUNIOR、こちらも前回の晩秋シリーズぶり。ドラム、ギター、ベース、アコーディオンフィドル、ティンホイッスル。一気に賑やかになるステージ。「ピーズが、JUNIORのあとは暑いからヤダって言うので、嫌がらせします」とボーカルのKAZUKI(笑)。アイリッシュは本家のポーグスが偉大なので、ほかはあまり聴かないんだけど、やっぱり血が騒ぐなー。気付けば地味にぴょこぴょこ踊ってましたよ。そして、前方真ん中あたりは予想通り盛り上がるフロア。誕生日だって言ってたのは、アコーディオンの井上さんだったかな。井上さんて、16TONSにおられたかたですよね。「40歳だけどジュニア。ジュニアだけどシニア」て言ってた(笑)。JUNIORも10曲、終始盛り上がり終了。


そしてThe ピーズ。晩秋のテーマ曲を、と「小さな木の実」でスタート。わーい!ピーズの演る童謡とかカバーって、なんでこんなにハマってるんだろうか。次の「体にやさしいパンク」から盛り上がりまくり。あー、やっぱり端に居て良かった・・・。あんなに押されたら耐えるのに必死でワケわからなくなりそうだよー。
「晩秋シリーズ。愛してます。ラブラブステージ!・・・そう書いてある」と足元のカンペを指すはるくん。思わず覗き込んだじゃないか、もちろんそんなことは書いていない(笑)。「Rights!」JUNIORの真似して言うはるくん。アビ「おぅ、生Right聴けたねぇ」、はる「なんかJUNIORはアルバムあんまり(大々的に)売れないんだってよー、だから人の曲は気をつけろって」。この日のはるくんはブッシュ親子Tシャツ着用。しんちゃんのアメリカ土産だったよね、たしか。「このTシャツ着てるけど、たまたま赤旗集会とかあるみたいだけどよー。ソウルフラワーユニオン赤旗集会に出て大丈夫なんかね。活動の間口が狭まるんじゃねぇの」と軽く悪態をつくはるくん(おい)。
新曲の「リスキー」はアビさんのギターから始まり、先日のファンダンゴで初めて聴いた時は、グルーヴァーズぽいなと思ったんだけど。いや適当なことを言ってはいけないな。とにかくロッケンロールなナンバーです。はるくんはまたもやマイクを下げて、カンペをガン見。モニターに寄りかかっていたのだけど、途中でカンペに手をかけてたことに気付き、慌てて離す。曲に入る前に「リスキーヤマダーーー」とはるくんが叫んでいたのだけど、歌詞にも「山田」って出てくる(笑)。あと「イチロー」「スズキ」も出てくる。思いっきりカンペを覗き込んで、歌詞を追ってしまった。
「オナニー禁止令」→「日が暮れても彼女と歩いてた」の流れが良かった。でもよく考えたらすごい並び。かなり対照的な。
「11月・・・アビさんもう11月だよ。あと2ヶ月もしたら・・・お年玉だ。こうしてみなさんのおかげで、おじさんたちお年玉(をあげるのに)助かってます」んあ?お年玉?「晩秋シリーズ、次は11月・・・」←次のライブの日にちを覚えてないぽい。「11日?」、はる「そうそう、覚えやすいね。で、どこ?」えー、場所も言わされるとは(笑)。さらに「誰とやるんだっけ」アンタの弟だよ!「あ、トモフスキー!最近会って無いねぇ〜」はるくんボケ老人みたいですよ(苦笑)。そして支離滅裂なMCは続く。「あー屁がしたい」、フロア後方から「してもいいよー」、「人に屁をかがせる趣味は無い!」ココでされても困るワケだが。アビさんがマイクスタンドを直すとブゥーブゥーと音が。アビ「おっ、はるの屁の音だ」、はる「俺の屁は音はしない」。お年玉とか言ってたせいか「今年もよろしくお願いします」などと言い出すはるくん。いや、まだ年明けてませんからー。「もう自分でも何言ってるかワカンナイ!」暑さと酸欠のせいだと思っておくよ、はるくん(笑)。
そんなちょっとダラダラとした休憩タイムで、テンポ良く進んでいたライブが途切れた感があったのですが、曲が始まったらちゃんとテンションを保っていたので良かった。本編ラスト、「全速力で遠回し」のアビギターが格好良かった。もうアビさんに釘付け。アンコールは「階段」と「Yeah」。しんちゃんのドラムがまた良かった「階段」。それにしてもしんちゃんのとこの照明が暗すぎて、しんちゃんあんまり見えなかったなー。時たま見えたしんちゃんはいつものニコニコ顔。最後の「Yeah」はさすがに端でも押しが強く。でもすっきりと気分良く終われて楽しかったー。
個人的にはこの日ははるくんの歌が良かったかな。目の前で歌ってるのを聴くとすごい沁みるよ。「日が暮れても」とか、ほんと良かった。格好良かったです。
あと、セッティングの時、何が壊れてたんだ?ハコのスタッフがベースアンプのところでずっといじってて、でも音は出てたんだけど。なかなか始められず、はるくんが音出してたのに、しんちゃんアビさんがちょこっと合わせたりして、ジャムセッションぽくなってたのは格好良かったけど。
とにかく、楽しい時間を過ごせて良かった!次はさいたま新都心。大木兄弟の対バンは昨年の誕生日ライブ以来だし、楽しみだなー。