4/16 The ピーズ@紅布

アビさん誕生日イブです。はるくんはアビさんに
「40歳から41歳になる中途半端なことをネタにするくらい、ネタがねーのか!」
と言われてましたが、はるくんのテンションが可笑しくて、いちいちヘンな動きをつけてベースを弾くはるくんが視界に入ってきたり(笑)。今回は、昨年のように特にゲストやらも無く、ここ最近のいつもの紅布ライブでしたが、「ピクニック」で始まり、アンコール最後にはアビさんボーカルの「ラブミーテンダー」で、宙でギターを弾くアビさんが面白かった。しゃべりが多くて、MCで間延びしてしまったけども、風邪っぴきの自分は笑うたびに、鼻は詰まってて苦しいわ、咳のせいで腹筋が弱っていたので引きつりそうでしたよ!笑い死にしなくて良かった(笑)。今回はMCの多さで長いよ。


前回と同じく、ステージ前のシャッターは上がったまま。SEがかかり、はるくんとしんちゃんはサングラスをかけて登場。うわー、はるくんのサングラスってすごく久しぶりだなぁ。何年ぶりってかんじ。復活してからしばらくサングラスかけてたけども、そのあとはずっとかけてなかったもんな。そして1曲目は「ピクニック」ですよ!これまた久しぶり。アビさんが演りたいって言ったらしい。しかし、最後に、
「今日は歌い手としては、最初のピクニックで喉を潰してしまい・・・まさか〝ピクッ!ピクッ!〟とか言って喉を潰すとは。もっと練習しとけば良かったかなー。でも家で練習するのも・・・」
〝やぎさんもメェー あひるさんガァガァ〟とか歌うはるくん。家で歌ってたら、絶対近所から怪しまれるよ(笑)。でも、枯れてるなぁとは思ったけど、はっきりボーカルが聴こえてましたよ。紅布は前で見ると、どうしてもアンプからの音が大きくて、ボーカルは聴こえづらいのですが、いつもよりよく聴こえていた気がします。やっぱりはるくん禁煙効果なんですかね。ゲロは困るけども。
「最近ちょっと具合悪く(苦しく)なるとゲロ吐くようになって」
と言ってて、笑いつつも若干ヒク。だって、こんな至近距離で吐かれても(笑)。あと、あとでアビさんが、2人してサングラスかけてよぉと言ったら、
「前にアビさんがABBAとかSEでかけるから、今日はオリビアニュートンジョン)!こんなの恥かしくて、サングラスでもかけないと出て行けない」
と、はるくん。そういうワケだったんですか(笑)。それはそうと、アビさんまたサンドイッチを置いてライブを演ってたよ。今回はアンプの上(笑)。はるくんに、そんなにすぐお腹が空くのかと言われてましたよ。
演奏のほうは「やったなんて」が勢いがあってすごく良かったのですが、次の「無力」がちょっと演奏がバラけてしまったのが残念。でも、それ以外は全体的にバランスが良かった。アビさんのギターも良かったし、はるくんもやたら張り切って弾いていたし。アビさんギターソロの横で、ビョンビョン動き回ってたり、曲のイントロで面白い顔して弾くアクション付きだったりと、まったく落ち着きなかったですが(笑)。ベースラインが気持ち良くて、ベースに耳がいってしまいましたよ。しんちゃんに至っては、もう言うこと無し。前日もピロウズ大阪だったのに、疲れた様子は感じさせず。はるくんが
「しんちゃんは電話一本で24時間いつでも駆けつけます。オラシオン!」
と言っていたら、
「24時間は無理です」
と一言(笑)。つか、オラシオンじゃなくてクラシアンな、はるくん。そのあとも、クラシアンか!と気付くものの、ずっとオラシオンって言ってて、もうどっちでもいいよっていうかんじに。
「生きてれば」から「恋は水色」の流れが良かったなー。「恋は水色」のはるくんのボーカルがいい。あんなにぶっきらぼうに歌っているのに、なぜかこのポールモーリアオーケストラの曲にハマっているんだな。
紅布恒例のタイムマシンコーナーは、本当はAIDSってタイトルだったんだけど病気の名前は使っちゃダメですと言われたと言っていた「世紀末のうた」「このままでいよう」「夢のリーゼント」の3曲。髪があるうちに「夢のリーゼント」を演って良かったと思います(笑)。だって、明らかにキテたら〝もーダメなんだー ハゲてきたー〟とか歌われた日にゃ笑えないよ。いやー、良かった良かったというはるくんアビさんに客席から起こる拍手。
「そこで暖かい拍手はいらない!」
とはるくんのツッコミが(笑)。
そして曲順表が見えないと言っていたアビさんが、
「今日はペンが見つからなくてすごい薄い字で書いてあったんだけどよ、シュンペイがあとからなぞっておきますって言ってたんだよ。これフツウ逆だろー」
と手にした曲順表を見たら太字になっているのが、番号とMCの入る棒線。曲のタイトルはボールペンかなんかで書かれたままに(笑)。
「前にシュンペイはピロウズのスタッフをやってたんだけど、よくさわおくんが怒ってたよ」
とアビさん。さわお(笑)。怒りまくりであっただろうな。つか、シュンペイ氏は天然ですか(笑)。今回も休憩無しで、休憩タイムに酒買いに行ってた人はどうすっかね、という話から、
「じゃあ前と後ろを入れ替えにするか。むしろ俺らが後ろで演ればいいんじゃん」
というはるくんに、しんちゃんどうするのと客から声が。
「しんちゃんはマラカス」
と、このマラカスネタから下ネタへ。あとで
「俺がマラカスとか言った時に、シーンとするからいけないんだ」
と逆切れ(笑)。
「君らがそのうちバンドをやるようになったら、静かな客席に向かってなんか言わなきゃいけない、あの時のはるくんの気持ちが分かる!ていう時が来るんだ」
はいはいはい、分かりましたよ(笑)。そんな流れから、次の曲が「底なし」ですよ。えー。〝足元底なし深い空〟と救いのない歌詞が乗っているにもかかわらず、キラキラしたかんじを出している希少な曲なのに。こんな下ネタのあとかよ(笑)。別に狙ってるワケじゃないハズなのに、そこらへんのギャップがいかにもピーズちっく。
そんなかんじで、キャロルコーナーで登場したイカリさんに、今日ははる面白い!と言われ、はるくんは
「でもイカちゃんのカッパの話は何度言ってもウケルけど、俺のはダメだもん・・・」
と、イカちゃんいわく〝朝5時まで飲んで帰る時の悲しそうな顔〟を(笑)。あと、アビさんが、〝はる〟って言おうとして
「さる」
って言ってしまったのが個人的にツボでした。さるって!(笑)。イカちゃんがアビさんのしていたチョーカーのハーモニカを、それいつも思ってたけど音出るの?と言って、吹いてみせるアビさん。
「いつもっていうか、今日初めてしてんだけど」
いつもは鼻の形のですよね。魔よけなんだっけ?アレ。そういや、アビさんのオレンジのサイケな柄シャツを、これを見るのはリキッド以来、このシャツを着せられて大変でした、とはるくん。
「はるが着るとシャツだけが南の国の人みたいなんだよな。俺は顔は南の国のほうの人なんだけど、シャツは大丈夫だぜ」
アビさん、アビさんはもう何着てもアリでしょう(笑)。「憎いあの娘」「ヘイ・ママ・ロックン・ロール」の2曲を演って、ここでいったんイカちゃんとお別れ。
「なんか今日は長いなー・・・あと2曲です」
というはるくんに、えーもっと演って、と客からブーイング。そこでアビさんが
「まだまだ演るゼ!(客喜ぶ)・・・こうやって言うんだよ」
と盛り上げたところで最後は「とどめをハデにくれ」。今回は最初っから結構押されたのですが、この時は本当にギュウギュウに。
そしてアンコールでふたたびイカちゃん登場で「サマー記念日」を。やっぱりいいよね、この曲。野音でも聴きたいんだけどなぁ・・・。またイカちゃん、野音見に行くんなら、弾いてもらおうよ、ギター。自分のインチキクラップも(どうしてもズレる!)、無事ほかの人と合って終わったところで
「演っちゃう?GOOD OLD ROCK'N ROLL演っちゃう?」
と嬉しそうに言うはるくん。1曲追加でキャロルのナンバー「GOOD OLD ROCK'N ROLL」。オーラスは、たまにはゆるく終わりということで、と「ラブミーテンダー」をアビさんボーカルで。わーい、アビさんの「ラブミーテンダー」も久しぶり!そして、ギターソロで前に出てきたアビさんを、イカちゃんが突き飛ばし、アビさんが客の上に。ここでイカちゃんがアビさんの両足を持って、下からそこらへんに居た人たちで支えて持ち上げる。そのまま宙に浮いてギターを引き続けるアビさん。自分も支えていたのですが、支えていたのがほとんどが女子だったのに、あんなにうまく持ち上がるとは!さらに、アビさんの両足をえーいと引いたりして遊ぶイカちゃん(笑)。いやー、面白かったです。はるくんもそれを見て笑ってて、最後に笑顔で帰っていくアビさんが素敵でした。また来年もアビさんの誕生日をライブでお祝いできたらいいですね。もちろん1曲目は「ピクニック」ですよ!

  • ピクニック
  • 生きのばし
  • 焼めし
  • 日本酒を飲んでいる
  • やったなんて
  • 無力
  • ヒッピー
  • 生きてれば
  • 恋は水色
  • 実験4号
  • 世紀末のうた
  • このままでいよう
  • 夢のリーゼント
  • 耳鳴り
  • 君は僕を好きかい
  • リサイクリン
  • 底なし
  • 脱線
  • 体にやさしいパンク
  • 憎いあの娘
  • ヘイ・ママ・ロックン・ロール
  • ノロマが走っていく
  • とどめをハデにくれ

(EN)

  • サマー記念日
  • GOOD OLD ROCK'N ROLL
  • ラブミーテンダー