4/9 近藤智洋×浜辺シゲキ@Naked Loft

お誘いを受けて行ってきました。しかも広島の友人から! 「シゲキさんのバンドは何度か見たから、次は弾き語りを」ということで見に来たらしいのですが、自分はまだバンドのほうを見てないよ(笑)。ライジングサンはアコースティックだったしなー。
ということで、Naked Loftへ。初めて行ったのですが、ライブ以外の時間もカフェとして営業しているようなところで、やっぱり店内は激狭。開場時間を過ぎて行ったら、もうほとんど椅子が埋まってて危なかった。そのあとに来た人は立ち見だったのだけど、自分が入り口で引き換えたチケットに35番と書いてあったので、たぶん全部で50〜60人くらい。もうそれでいっぱいいっぱいなかんじ。そして予想通り女子率高め。というか、入った時なんか、Naked Loftの店員さんとスタッフしか男性がいなかったよ。ミッシェルヲタにおなじみの、PAの佐々木さんとかガイチくんとか(笑)。

浜辺シゲキ

ROCKIN' ICHIRO & BOOGIE WOOGIE SWING BOYSのボーカルギター。浜辺シゲキでソロ活動を始めて1年くらいです。バンド形態の浜辺シゲキ & jam studentsのメンバーは、ベース鈴木淳ピロウズのサポートベーシスト)、キーボード奥野真哉ソウルフラワーユニオン)、ドラムがクハラカズユキ。こんなかんじですか。説明おわり。
いつの間にかロン毛になっていてビックリのシゲキくんなのですが、まだ実際に見てなかったので、髪切ってたら面白くないなーと思ったけども、まだ切ってなかった。まぁ帽子をかぶってたので、写真を見た時より違和感は無かったです。しかし、ハープを装着する時に帽子をかぶったまま無理矢理がんばってたので、脱げばいいじゃん!と言いたくなりましたよ。髪ぐちゃぐちゃになってるから、帽子取りたくなかったんだろうけど、そんなの気にするなよー。いつも「前髪!」とギタリストにツッコまれてる、ベースボーカルの人がいるバンドを見ているので、それくらいなんとも思いませんよ(笑)。
シゲキくんは、ロッキンイチロウで初めて見たのが、たぶん5年くらい前なのですが、その時から全然変わりませんね。たどたどしいMCも。まだロッキンイチロウの時は、結構イチロウさんが喋ってたので別に良かったけど、1人だと見ているこっちがハラハラしますよ。そして、たどたどしいながらもなんとか今回一緒に演る、近藤さんを初めて見た時のことを語る(笑)。
演奏はまず1曲目はプレスリーのカバー。始まる前に、バンジョーが置かれているのを見て、え、弾くの?と思ったら、今度出るアルバムの曲を演るのに1曲使ってました。ポーグスとか、昔の楽器を使っている音楽を、自分なりの解釈で作った曲だそうで、タイトルは忘れてしまったんですけども。バンジョーの響きはやっぱり良いですな。そんなかんじでアルバムの曲なんかを演る前に説明をしていたのですが、「ホロスコープ」という曲では、テレビでよくやっている星座占いをたまたまテレビをつけた時に見ると必ず運勢が悪い、という話から、「僕、乙女座なんですけど」・・・乙女座!似合いすぎです・・・。
最後のほうでは、ジョージハリソンがすごく好きで、がんばって良いギターを買おうとした時に偶然楽器屋に1本いたという、ジョージモデルのローズウッドを弾く。相変わらず、ギターの腕前が素晴らしい・・・。あの美声もさることながら、最初に見た時にギターの上手さに驚いたものです。しかも、顔に似合わず、結構クレイジーなギターを弾いたりするのですよ。本当に子供の頃はギター小僧だったんだろうな、というかんじ。だって、五島列島なんて遊ぶところとか無さそう(ヒドイ)。
そして、スウィングナンバーを。自分は横のソファに座っていたので、ほかのお客さんの様子が見えたのですが、リズムを取る人が一番多かったのがこの時でした。うーん、やっぱり、シゲキくんの声はネオロカに向いてるよなぁ・・・。本人は歌謡曲とか好きらしく、ソロはそっち寄りなかんじで、ふつうに歌が上手いのでそれはそれでいいのですが。ロッキンイチロウのほうが好みかなぁ。まぁ、まだバンドの音を聴いてないので、なんとも言えませんね。

近藤智洋

ピールアウトをやってらっしゃた近藤さんです。ピールアウトは何度かイベントで見ていたのですが、まったくピンとこなかったんです。が!すみません、ものすごく格好良かったです・・・。
トイレに行ったり、お酒を買ったりしているうちに、近藤さんのライブが始まってしまう。自分の席に戻れなくなり、その場で曲が終わるのを待っていたのですが、歌いだした途端、空気が違う! 歌声の圧倒的な存在感。その場に立ち尽くしてしまった。その後、席に戻っても、最後までその空気は薄れることはありませんでした。自分の中で、どくどくと脈を打つのが分かるくらい、息をするのも唾を飲み込むのも押し殺してしまうような、緊張感。本当にこんなかんじは久しぶり。でも、近藤さんはいたってふつう。「あんまり話すとアルバム買ってとしか言わないから」だとか、曲が終わると横に置いたビールを飲んでゆっくりと進める。
そういえば、ピールアウトを最後に見たのが一昨年の年末のQueカウントダウンで、その時アコースティックセットでやっぱり近藤さんはビールを傍らに演っていた。「1年に一度しか見ることがない人も居ると思いますけど、去年お世話になった人もならなかった人も、今年はよろしくお願いしますよ」とニッコリ。ちょうど近藤さんの真正面に居た自分は、あきらかにピールアウトのお客さんじゃないって分かるだろうし、ドキッとした。あくまでも物腰はおだやかだけど、隙の無い人。というのが、その時にもった印象。そして、年が明けて、夏にピールアウトは解散。
これまでずっとひっかからなかったのになー。シゲキくん目当てだったのに、完全に近藤さんにヤラれた! とにかく、良いもの見れたなというかんじ。誘ってくれたS嬢、ありがとうございました。