3/7 うつみようこ、the pillows@新宿LOFT

今回の対バンは、さわおからようこちゃんにお誘いがあって、決まったそうです。おぉ、でかした!さわお。ということで、こうして対バンするのは初めてだそうで、昨年のライジングサンみたいに同じフェスに出たことはあっても、とさわお。へー、そうなのか。こないだのピーズと大槻ケンヂの対バンもそうだったけど、そう遠くないところで20年近くもお互い音楽活動をしていて、対バンするのは初めてなんて意外。
そして、ピロウズはいつも後ろでまったり見ているので、寸前までどうしようか迷っていたのですが、フロアに足を踏み入れた瞬間に、やっぱり今日は前だろ!と思い、ガッツリ前で楽しんできましたよ。おかげで、筋肉痛がえらいことになりましたけどね!

うつみようこ

うつみようこ(Vo.G)+長見順(G)+市川勝也(B)+クハラカズユキ(Dr)
ヨコロコメンバーの、前さん、竹安、奥野さんがお休みで、今回はうつみようこバンド。POTSHOTにおられた市川さんと長見順さんの4人で演るのは初めてだそうで、やっぱり演奏はちっと固め。マダムギターこと長見順さんは、以前にうつみようこバンドで見た以来、2、3年振りくらいだったのですが、相変わらずブルースギター炸裂。そんな長見順さんは、LOFTに出るのも、来たのすら初めてだったそうで、キュウちゃんいわく「向こうのステージで待ってたからね」と、Barスペースのほうに居たらしい。そっちじゃ、あまりにも小さかろう(笑)。
そして、この日は毒を吐くことも、下ネタに走ることもなかったようこちゃんに「善人みたい」とキュウちゃんのツッコミが。ヨコロコでは、だいたい前さんがツッコミ役で、むしろキュウちゃんはようこちゃんにツッコまれるほうが多いのに(笑)。ご機嫌さんだねーと思ったら、キュウちゃん調子良かったみたいで、特にヨコロコナンバーの「なんのために」のドラムは圧巻!「間」の取り方が本当に気持ち良かった。そのリズムに乗っかったようこちゃんの歌声がまた格好良い!あと、「夢うつつ」始まりだったのですが、それも今回のメンバーの雰囲気に合ってて良かったと思います。
次回は、ヨコロコとトモフの対バンを見に行きますよ。これまた素敵対バンで楽しみ。
うつみようこバンド Smashing mag フォトレポート
http://smashingmag.com/tour/06tr/060307yokoband_nao.html

the pillows

フロンティアーズ」始まりで、「オレンジフィルムガーデン」とか演ったのもゆるめなかんじで良かったです。「Vain dog」が聴けたのが嬉しかった。あ、「オレンジフィルムガーデン」のアウトロで、テンポに合わせてさわおがズズン、ズズンと客席に近寄っていったのは笑いました。最初のほうで、モニターにあがってギター弾いてるさわおを、しんちゃんが後ろから見ながら笑って叩いてたり、楽しそうに演ってましたよ。
さわおもこの日は、悪態をつくことも、態度がデカイこともなく、親切キャラで(笑)。つか、以前、さわおのことを増子兄ぃが「育ちがいいんだよ」って言ってたことがあるのですが、私もそう思います。いいコだよね、年上の人に「コ」て言うのもどうかと思うのですが、でもそんなかんじ。まぁ、変わったところのほうが圧倒的に目立ちますけどね(笑)。
そして、対バンのようこちゃんチームのネタとして「始まる前にビールとかじゃなくて、キュウちゃんはワンカップを飲んでいた」とか、「終わって速攻でようこさんチームは焼酎を頼んでいた」とか。ピロウズが終わってからBarスペースで友人と話してたら、後ろで楽しそうに走り回ってたキュウちゃんを見ましたよ。もうその頃には、お酔いになっていたのではないかと(笑)。あと、LOFT30周年ということで、ピロウズが初めてLOFTに出たのは17年くらい前で、ライダースの前座だったそうなのですが、当時ハタチくらいだったさわおは、ライダースの鋲つき革ジャンのお客さんだらけの前で、なんかされたら喧嘩してやるぜ!と思ってたら、実際は鋲つき革ジャンが悲しそうな顔でうなだれていた、とか。「こんなの見に来たんじゃないのに」ってかんじだったそうで、そのうなだれているポーズをしていたさわおが面白かった(笑)。その頃の話で、「宝島から出てた(ビデオの)VOSとか」と懐かしいことを言うので思わず笑ってたら「これが分かる人は年が分かってしまうのですが」とさわお。その瞬間、Peeちゃんにニッコリされましたよ。・・・やべ(笑)。ここは見て見ぬフリでお願いしたかったよ。ははは・・・。しかもさわお「ということは俺らと同年代なワケで、親近感が」とか言ってたよ。そんな親近感はあんまり嬉しくない(笑)。
後半は、アルバム「MY FOOT」の曲を立て続けに。「Degeneration」と「Gazelle city」がライブで聴くのは初めてだったのですが、「Gazelle city」が音源で聴くより数倍も良かった!ツインギターがめちゃくちゃ良かった。というか、さわおギターの出音の良さにビックリ!もう、この時には最初に居た場所から、1.5人分くらいさわお寄りにズレていたのね。後ろから押されるのはもちろんなんだけど、でもこの日は比較的マシなほうだったけど。ピロウズの場合は横からも押されるんだよ、昨年の荒吐の時に、どんどんさわおのほうに押されていって驚いたもん。やーめーてー、Peeちゃんから遠ざかるーってかんじで、やっぱりさわお人気は凄いんだな、と思ったのですが。この日もズレていって、斜めにして置いてあったさわおギターアンプの音がダイレクトに聴こえる位置になって、ナニこれ、超良い音じゃん!と思ってしまった。歪みすぎてなく、クリアすぎず、クセのない音。それが「Gazelle city」の、音数の少なめなツインギターにやたらハマってたなー。前回、怒髪天のトーキョーブラッサムでLOFTで見た時は音がものすごく割れていて、前でギターアンプから直に聴けたのが良かったんだろうと思ったら、後ろのほうで見ていた友人も、ギターの音が良かったって言っていたので、全体的に前回よりも音は良かったみたいだけども。でも、それまでPeeちゃんばっかり見てしまってたのに、思わずさわおに目がいってしまった。そうしたら、最後の「トゥルルルルー」と歌う部分があるのですが、あそこでイーッてする口の形で歌ってるさわおに、さらにビックリ。えー!本当に変わった人だなぁ・・・。
そんなかんじで、アンコールは17年前にLOFTに出た頃によく演っていた曲ということで「僕はかけら」なんかも聴けたのですが、もうこの日は「Gazelle city」で大満足だったのです。さわお見直したよ、さわお。と言いつつも、最後の「WAITING AT THE BUSSTOP」のPeeちゃんのギターソロを目の前で見れて、大喜びしていたんですけどね。結局は(笑)。

  1. フロンティアーズ
  2. ROCK'N'ROLL SINNERS
  3. ノンフィクション
  4. ターミナル・ヘヴンズ・ロック
  5. Heavy Sun (with baby son)
  6. バビロン天使の詩
  7. オレンジフィルムガーデン
  8. Vain dog (in rain drop)
  9. Degeneration
  10. MY FOOT
  11. サード アイ
  12. Gazelle city

(EN)

  1. 僕はかけら
  2. WAITING AT THE BUSSTOP