2/24 Radio Caroline、RON RON CLOU@新宿紅布

「明日行きますか、あんまり行く気なさげだったので」と前日に友人からメール。すみません、たしかにレディキャロのライブはいつもやる気無いかんじだ。ははは・・・。ということで、雨の中、紅布へ行ってきましたよ。中に入ると、K.O.G.A Recordsのガールズポップがかかっていて、まずはRON RON CLOUから。

RON RON CLOU

お久しぶりなロンロンです。前回見たのは、紅布の1周年記念の時だったと思うので、1年半振りとか。で、とにかく自分の前のお客さんが激テンションで凄かったのです。いやステージ、ステージ・・・と思っても、ほんとに目の前でしたからねぇ。なかなかステージに集中できなかったのですが、今回のロンロンはイマイチだったと思います。演奏がズレてたしなぁ。特に、新井くんのギターと角田さんのドラムが合ってなかった。あと、中盤あたりで同じかんじの曲が続いたのも、ちょっとダレてしまった。まぁ、ロンロンの曲はまさにパワーポップなので、どれも似たような曲っちゃーそうなんだけれども。今回、ジェネレーションXの「READY STEADY GO」とか、バズコックスの「I don't mind」のカバーが聴けなくて残念。ロンロンのカバーは、格好良くて好きなのです。
あ、来年の今頃にレコーディングするって言ってました(笑)。来年リリースじゃなくて、その前の段階かよ!と思ったら、毎回レコーディングしているスタジオが、ワールドカップの間は仕事しないらしくて、予約入れても即キャンセルされてしまうとか(笑)。なので来年レコーディングなんだそうです。あとは、レディキャロと対バンで「足の長さで負けてる」とか言ってましたけど、レディキャロっつーかそれはウエノだけじゃないか。で、ベースのウラさんが「楽器の値段だけは勝ってるみたいよ、もう抜かされてるんだろうけど」と言ってて、あーそういや、すごい昔にロンロンとミッシェルって対バンしてたんだっけ。自分はその頃はどっちのバンドも見てなかったんですけどね。

Radio Caroline

レディキャロは昨年の9月のLOFT以来です。以前と変わらずSEでジミー・スミスが流れる中、とにかく前回見たライブのかんじを想像していたのですよ。ところが、これが裏切られた!いい意味で。まずは、パッチがちゃんとギターを弾いてることに驚く(えー)。いや、以前はかなり乱暴だったんですよ、そりゃ弦も切れるってもんよ、という弾き方だったのです。それに比べたら丁寧に弾いていて、良かったです。そして今回はウエノがノリノリ。つか、ちゃっかり前のほうで見ていたのですが、紅布はステージの高さがあるし、近すぎてウエノを見ようとすると、見上げちゃって首が痛いよ(笑)。相変わらず、ありえない細長さ。で、ウエノ、途中でベースの弦が切れるというハプニング。サブのベースが登場したのですが、べっ甲のベースは初めてみたかも。白のプレベ以外は、趣味の悪い赤のジャズべか、今やウエノの部屋でインテリアになっているであろうウドベしか見たことが無かったので(笑)。
「MACK ANNA」あたりでいいかんじにテンションが上がってきたところで、中盤に新曲。これがゆるい横ノリなかんじで、個人的には良いと思いましたよ。後期のルースターズっぽい雰囲気。ゴリゴリな曲ばかり増えてきて、うーんと思っていたのでね。格好良いんだけど、1本調子なのも飽きちゃうんだよね、ライブ見てて。なので、緩急ついていいなーと思いましたよ。そのあとからは、さらにテンションはぐぐっと上がり、またしてもハプニングが。シンヤくんのドラムのスネアがぶち破れました。えー!音に違和感を感じて、アレ?と思ったら。今日はなんなんですか。パッチいわく、「今日居たお客さんはラッキー」だそうだが、本当、滅多に無いと思う。そんなハプニングがあり、ライブはさらにテンションが上がるのです。パッチがフロアをあおってたのも鬼気迫るものがあったし。ギターボーカルなのにハンドマイクであおり始めて、ギター放棄かよ、と笑いそうになってしまったのですが、パッチが前に乗り出した瞬間、その気迫に思わずのけぞってしまった!パッチ自身は花粉症でたいへんだったみたいですけど。途中でチューニングしてるんだと思ったら、鼻かんでたみたいだし(笑)。
そして、私はライブの印象的なことは〝絵〟として記憶に残ることが多いのですが、パッチとウエノ立ち位置を交代して、アンプに直結したカールコードが真ん中で交差していて。その時の佇まいがやたらとハマっていて、あぁ格好良いなぁと思ったのです。