7/26 THE POGUES@SHIBUYA-AX

If I Should Fall From Grace With God
92年にジョー・ストラマーと来日した以来、13年ぶりの日本公演。再結成ライブがアイルランドなどで行われていたのは、ちらほら聞いていたのだけど、まさか日本でポーグスが見られるとは!
台風が接近している中、渋谷へ。雨は降ったり止んだりで、AXの行き帰りは傘をささずに済む。良かったー。中に入り、物販に並ぼうと辿っていくと、なんと列は入り口正面から、右手側の2階階段の上まで・・・。そして、その列はさらに伸びていく。自分のところに順番が回ってきたのは、開演時間をだいぶ過ぎた頃だった。いつもは外からしか使えないロッカーが、雨のためか、会場の中から行けるようにしてあり、急いで荷物を放り込む。そして、ビールを買おうとするものの、これまた長蛇の列。さすがに諦めてフロアへ。人、人、人・・・とにかく人だらけの中を進んでいき、真ん中の柵のあたりに。
〝堕ちた天使〟中心の選曲で、「Dirty Old Town」では大合唱。というか、SEのクラッシュの「ストレイト・トゥ・ヘル」ですでに大合唱(笑)。そんな中登場してきたシェーンは、誰だあれは・・・と思うくらい太っていたのだけど、もうシェーンはステージに出てきただけで十分と思ったら、思ったよりも声も出ていて。メンバーは歳のわりには、演奏もしっかりしていたし。平均で50歳くらいだから、正直、グダグダだったりするのかと思ったのですが。曲が進むにつれて、どんどん引き込まれていく。「The Old Main Drag」では本当にグッときたなー。なんというか懐かしい感じというか。といっても、ポーグスのライブを見るのは初めてだし、アイルランドにも行ったことは無い。いつもの帰り道、ふと見上げた夕焼けに足を止めてしまった、という感じに近いかなぁ。
酒を片手に歌っていたシェーンは、アンコールでアイルランド国旗を掲げ、首にかけたまま「ワン・モア?ワン・モア?」とフロアに向ける。いったん楽器を置こうとしたメンバーも楽器を持ち直し、応える。最後は「Fiesta」! 男も女も、老いも若きも、外国人も、スキンズも、皆楽しそうに、歌い踊り、ステージに笑顔を向けていた。あぁ、また見れる日がくるといいのに!

  1. ストリーム・オブ・ウィスキー
  2. 堕ちた天使
  3. ボーイズ・フロム・カウンティ・ヘル
  4. 思い出のシャノン
  5. ネッドの丘
  6. ターキッシュ・ソング
  7. レイニー・ナイト・イン・ソーホー
  8. チューズデイ・モーニング
  9. ホワイト・シティ
  10. ブラウン・アイの男
  11. リピール・オブ・ザ・ライセンシング・ロウ
  12. オールド・メイン・ドラッグ
  13. セイリング〜海を渡る幾千人
  14. ボディ・オブ・アメリカン
  15. ララバイ・オブ・ロンドン
  16. ダーティ・オールド・タウン
  17. ボトル・オブ・スモーク
  18. 回想のロンドン

(アンコール)

  1. スター・オブ・カウンティ・ダウン
  2. アイリッシュ・ローバー
  3. サリー・マクレナン
  4. フィエス

セットリストは、WARNER MUSIC JAPANのAXレポートより(http://wmg.jp/artist/pogues/news.html)。
FUJIの写真は、FUJIROCK EXPRESS'05へ(http://www2.fujirockexpress.com/05/report/report.php?id=420)。シェーン、腹出すぎ。