7/11 the pillows、noodles、HERMIT、THE PREDATORS@下北沢CLUB Que

mitu_ito2005-07-13

プレデターズが出るんじゃないかと思ってたヤツは?」とピロウズのMCで言うさわお。あー、ちょっとね、出るのかなーって思ったりしたのだけど。「まったく可愛くねーなー、お前らは!」・・・すみません(笑)。ということで、プレデターズが見れたのも良かったのだけど、なんといってもピロウズが!もうガッツリ掴まれてしまったなー。
デリシャスバンプショウ!は、HERMITからスタート。ベースとドラムは打ち込みで、1人でギターを弾きながら歌う、というスタイル。淡々とした感じで、まったり聞いていたら結構あっという間。実際5曲くらいしか演っていなかったんじゃないかと。
そして、さわおが出てきたのが見えたと思ったら、客席から悲鳴にも似た歓声が上がる。プレデターズである。一瞬にして、ぎゅっと凝縮した人々のあとに残された空間に、思わず入り込む。前方でも壁際なら大丈夫だろうと思った自分が甘かった。端まで盛り盛り。サンダルなんて履いてくるんじゃなかったー!とりあえず踏まれなかったのが幸い。それよりプレデターズですよ。GLAYのJIROのベースと、ストレイテナーナカヤマシンペイのドラムがかなり良かった。というか、ナカヤマは昨年ストレイテナーのライブを見た時よりも、格段に格好良いドラムになってて驚く。そんなリズム隊に対して、やっぱりさわおのギターは頼りない感じで、しかも唯一のギターソロの途中で音が出なくなったりして。あー。まぁでも、そのヨレヨレっぷりもパンクというか。
次はnoodles。独特の雰囲気に、客席は先ほどまでの加熱ぶりが嘘のように落ち着きを取り戻す。ふと、ドラムに目をやると、裸足でバスドラとハイハットを踏んでいる。えー、足の皮剥けないのかよー、と余計な心配をしつつも、女子のドラムはやっぱり男の人には無い柔軟さがあって、なかなか面白い。最後になんだか聞き覚えのある曲が、と思ったら、バズコックスのカバーで、けだるい感じが合ってたんじゃないかと。
最後はピロウズ。あ、先に言っておくと、ピロウズの楽曲はまだ網羅してないのですが、そんなことは関係なく、あのテンションと音にはすっかり参ってしまった。特に、後半の「スケルトンライアー」からはもう!「ラストダイナソー」のギターの、Peeちゃんの集中力と緊張感には、目の前で見ていて背筋がゾクゾクした。この人、狂ってる!と思わずには居られなかった。ああいう心臓をえぐられるようなギターも弾くんだ・・・。艶のあるギターを弾くイメージが強かったし、それが良いなぁと思っていたのだけど。まさかここまで自分の好み、ど真ん中な音を出す人だったなんて!もう今回は決定的でした。しんちゃんもドラム全開で。しんちゃんはノッてくると、バカスカぶっ叩いて、でも決して走ったりしないんだよなぁ。すげぇ格好良いのよ、これが。さわおはギター弾きながらダイブ。そのあと、ギターを置いて嬉しそうに客席に目をやる。あー、また飛ぶ気だよ、このコは(笑)。思いきり飛び込んでいく。年越しQueの3部の時みたいに、避けられなくて何より。って、今回はピロウズファンがいっぱいなんだから、背中から落ちることもなかろう(笑)。8曲+アンコール1曲で、短かいながらもセットリストの流れも凄く良くて、もう大満足。次回はエゾですよ!今回念願の初参加の自分としては、もう楽しみすぎて今からヘラヘラしっぱなしなのですが。あ、さわおの実家が会場のすぐ近くらしくて、「行ったら魚焼いて食べさしてくれるよ」だって(笑)。